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Diary2022.08.03

小林祐大の桧原湖日記【調査編2】

私は陸上発掘班の一員なので限定的ではあるが、私目線での調査についてできる限り振り返る。


3日目

本日はエンドウ丸(温泉民宿えんどう)に乗船して、桧原宿のコアサンプリング。谷川さんと(山本)裕二さん、TBSの方2人と乗り合わせた。私の役割はカメラマン。午前中2サイト、阿部丸で調査をする潜水チーム午後2サイトの計4ヶ所。前日のミーティングで畑の場所をサンプリングできたら面白そうと話題に出ていたので畑、宅地、道と推定される場所を狙う。ここで初めて、水中潜水班の木村さん、竹内さん、中川さん、マルタさんの作業を目の当たりにしたが、めちゃくちゃカッコいい!湖底の土が舞い上がって視界が悪いと常々言っていたが、毎回サンプリング用の筒いっぱいに土が入っている。その勇姿を収めようとビデオカメラを回すが、しばらくすると腕がプルプルして片手だけの支えでは手ぶれがひどくなってしまう。さらに、乗船前に言われた面白い実況してよ!と廣瀬さんからのプレッシャーを思い出す。余計に手が震えました笑笑。乗り合わせていたTBSのカメラマンを見ると、揺れる船の上でも安定感抜群。聞くとカメラは10キロ以上あるらしい。超人じゃないか(笑笑)

宿に帰って、コアを安定して保存するためにゼラチンで蓋をする作業を行なった。これはCTスキャンをする際に横にしても形が崩れないようにするためだと。いい感じにゼラチンが固まって美味しそうでした。



4日目

前日の天気予報ではかなり激しい雨が降りそうな感じだったのにまさかの晴れ。調査日和だ。谷川さんと哲也さん、裕二さんの4人で大山祇神社へと向かう。この日は私にとって最大の山場。(今となってはこのブログが1番になってしまったが)作業内容は、シュノーケルを用いて埋没林のサンプリング、GPSによる採取地点の測定である。TBSのカメラも来ていただいて緊張の一歩。近くで潜水作業中の中川さんから大きな声の檄をもらい気合が入る。水に入ると結構冷たい。水中班の皆さんの凄さを改めて感じる。前日の雨のせいもあってか濁っていて足元が見にくく、歩きづらい。大山祇神社から1番近い切り株の円周と高さ測定。初めは胴長を着ていたがGPSの測定中に一瞬で水没。シュノーケルに切り替える。1人じゃ厳しかったので谷川さんにも手伝ってもらった。そんなに長い時間水に浸かっていなかったが、めちゃくちゃ寒くて震えてしまって休憩させてもらった。小学校の時からクラスで1番初めに唇が紫になってしまう。どうか紫唇はカメラで抜かれてないでほしい。

岸に上がっていると、水中考古学班の竹内さん、島田さん、ランディさんが作業を終えて帰ってきた。ウェットスーツにボンベを背負った御三方は、私が見つけられなかったサンプル採取対象である参道から外れた切り株を見つけ出し、サンプリングを開始してくださった。水上でも手こずった採取器具の扱いは、初めてのはずなのに、しかも水中でいとも簡単に私の倍以上のサンプルを採取。、、、わお。1番後ろでひっそり放心笑笑。誰も唇を紫にすることなく帰還。かっけえ。ウェットスーツ強い。割と真剣にダイビングの免許取ろかなって思ったこの日の正午。

お昼を食べた後、前日までグリーンランドに滞在していた山崎さんとの合流と明日の準備のために北塩原村生涯学習センターへと向かう。山崎さんが扱う音波を発して堆積物の状況を水の上から把握できる機材を積み込み、明日の出発地であるキャンプ場へ。ゴムボートと諸々の組み立てを行い、明日へ備える。


小林祐大の桧原湖日記【調査編3】へ続く



 

この記事を書いた人
Yudai Kobayashi (地球物質科学班)
Yudai Kobayashi

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